私たちの実践

医療の世界を変える発想と実践のステップがある

初めて高橋先生の講演をお聴きしたとき、私は心より深い感銘を受けました。様々な悩みや苦しみを持つ人々がTL人間学(魂の学)を実践することによって、困難や試練を乗り越え、心の平安を体得できると確信したのです。

その中で、私の心を強く捉えたのが、「カオス発想術」でした。それは、訪れる事態や出来事のすべてを「カオス」(光と闇、可能性と制約が混在している状態)として受けとめ、そこから光と可能性を引き出してゆくステップです。

その後、セミナーに参加し、「カオス発想術」を詳しく学んでゆくと、これは医療の世界においても大きな力を発揮することがわかりました。

医療従事者は、日々、多くの課題を抱えています。その中で、「カオス発想術」をマスターすることは、1人ひとりの判断能力を高め、結果として患者さんのケアの質の向上につながります。さらに、TL人間学(魂の学)には、鑑別診断の精度を高め、正確な診断を行い、適切な治療につなぐことができることにおいて、とても有益な視点もあります。

また、私は2017年から沖縄の病院で研修医を指導するセンターの長に着任し、「沖縄を医師生涯教育の中心地にしたい」と願って、総合系医師の学術総会を沖縄で開催しました。しかし、初めての学会運営には多くの難題が立ちはだかり、一時は危機的状況となりました。

そんなときも高橋先生に励まされ、共に学ぶ仲間の皆さんから助言を受ける中で、学会を成功裡に導くことができました。 このセミナーには、あらゆる問題や試練を解決する、新たな考え方や実践の方法がたくさんあります。医療者の皆さんの参加を心よりお勧めします。