10月5日(土)~6日(日)、「TL人間学シリーズセミナー2024」第2回が東京プリンスホテルで開催、約1200名の方々が参加されました!

2024年10月10日
レポート
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それぞれの分野で「命の共鳴理論」を生きる

10月5日(土)~6日(日)、経営・医療・教育・法務・福祉などの専門分野の方々を対象に、「TL人間学シリーズセミナー2024」第2回が東京プリンスホテルにて開催されました(各地にインターネットライブ中継)。
14時、プログラムは、まず、7月のシリーズセミナー第1回における高橋佳子先生の講義の映像により、「命の共鳴理論」(詳しくは→コチラ)を振り返るところから始まりました。そして、1人ひとりが抱えている問題について、「命の共鳴理論」に基づく問題解決の道を、先生が作成されたオリジナルシートで探求し、その後、ミーティングを通してさらなる深まりや新たな発見に導かれてゆきました。
夕食後の研修では、「命の共鳴理論」を実際に生きる場として、毎年夏にGLA八ヶ岳いのちの里で開催される「かけ橋セミナー」が紹介されました。
「かけ橋セミナー」では、参加対象となる親子をはじめ、子どもたちのお世話をする青年、セミナー全体を支えるプロジェクト(ボランティア)など、様々な世代や職業の方々が、1つの目的に向かって力を合わせ、互いに深く関わり合います。その中で、1人ひとりの奥に眠る「もう1人の自分」が呼び覚まされ、新たな人生への一歩を踏み出してゆく――。そこに満ちあふれるエネルギーの共鳴に、会場には深い感動が生まれました。
2日目午前中は、分野別の研修です。前日のシート取り組みをさらに深め、それぞれの分野に特有の問題をいかに解決してゆくか――活発な意見交換が行われる中で、新たな智慧がもたらされるとともに、仲間との絆が深まり、志を1つにする場となりました。
その後、再び全分野が一堂に会しての研修が行われ、各分野から「命の共鳴理論」を生きた実践が発表されました。
また、目前に迫った超少子高齢多死社会に対して、誰もが人生を輝いてまっとうすることができるように、医療・福祉・法務などの専門家の連携による新たなシステムが整備されていること、さらに、「命の共鳴理論」を実際に生きるために不可欠な「ウイズダム」(「魂の学」にもとづく解決と創造のメソッド)を学ぶ新たなセミナーや研修が紹介されました。

高橋先生の講義――心の力を全機させて生きる道

2日目午後は、高橋先生の講義です。
先生は、まず、私たちの人生をつくる心のしくみついて語られました。
――事態に出会ったときに、私たちの心の中で、まず動くのは感情(気分)であり、その後、思考(考え)がはたらきます。そして、その感情と思考は、生まれた環境や時代の空気を知らぬ間に吸い込んで、固定化したパターンとなり、まるで「憑きもの」のように、いつもと同じ気分と考えを生み出し、いつもと同じ現実をつくってしまいます。それはあたかも出口のない「無限回廊」を彷徨うようなものです。――
しかし、自らの心に貼り付いた憑きものを落としたとき、心のはたらきの総体が変わり、無限回廊を脱することができる――。そのことを様々な事例を取り上げながら、詳しく説いてゆかれました。
では、私たちが自らの心の力を解放したとき、人生と世界はどのような変貌を遂げるのか――先生は、お1人の経営者を壇上に呼ばれ、その人生の歩みを通して明かされたのです。
貼り付いた心の憑きものを落とし、心が全機することによって、魂の意志が立ち上がり、業績はV字回復。そしてその歩みは、先代社長からの願いの継承でもあったこと――。会場からは惜しみない拍手が送られました。
最後に先生は、参加者に向けて次のように呼びかけられました。
――皆さんが心の力を回復させることができるかどうかによって、その共同体の未来は大きく変わります。未来は、皆さんの復活を待ちわびています。1人ひとりがその呼びかけに応え、心を全機させ、真のリーダーとして、現場に新しい考え、新しい気分、颯爽とした力を生み出していただきたいと願っています。――
この日、お1人お1人は、新しい心によって新しい現実を生み出すことを心に期して、それぞれの実践の現場に向かわれたのです。

参加者の声

リーダーとして、自分から「命の共鳴理論」を生きてゆきたい

私は、祖父から受け継いだ不動産業を経営しています。会社の承継は目に見えますが、目に見えない願いの継承が最も大事なのだということが、今日は強く心に残りました。実践報告は、本当に素晴らしかったです。私も、祖父から会社を承継するとき、「お客さんに喜んでもらうことをずっと続けてほしい」と言われているので、どういう想いで会社を経営してきたのか、祖父母が元気なうちに、しっかりと聞いておこうと思いました。今まで自分が「命の消費理論」で生きてきたことに気づいたので、まずは小さな一歩から始めようと思います。そして、リーダーとして、自分から「命の共鳴理論」を生きてゆきたいと思いました。

(30代男性・経営分野)

自分の中に強い願いがあることに気づいた

これまでオンラインで学んでいたので、この場に来たのは今回が初めてです。会場で、たくさんの方々と直接出会い、ミーティングで絆を深めながらシートに取り組めることは、本当に有難いと思いました。私は大学で教員をしています。自分の研究テーマのこと、学生や職員との関わりなど、様々な課題は意識化していましたが、先生の講義を受けて、「本当は、その先の自分を知りたいのではないか? 覚悟を決めてやりなさい」という声が聞こえたような気がしました。すると、学生1人ひとりの顔が浮かび、「もっとできるよ。その力をもっているよ」と呼びかけたい気持ちになったんです。彼らの可能性を引き出してゆきたいという強い願いが自分の中にあることがわかりました。そのために、「私が変わります」を生き連ね、新しい自分になってゆきたいと思いました。

(30代男性・教育分野)

自分の可能性を閉じ込めていた憑きものを発見した

心に貼り付いている憑きものを落とすことによって、どれだけ新しい現実が開かれるのか、その可能性と素晴らしさを感じました。今まで自分の憑きものに対して無自覚でしたが、「人に認められないとダメ」「愛されないとダメ」「私なんか」というつぶやきがあり、それが自分の可能性を閉じ込めていたことに気づきました。これからは、心を全開にして、魂の力を引き出してゆきたいと思います。「2日間でこんなに心が変わるんだ!」と、希望と可能性を感じるセミナーでした。3つの「ち」(血・地・知)や「命の消費理論」に縛られた自分を解放し、無限回廊から脱する道を教えていただき、「私の中にも大きな可能性が眠っている!」と感じることができました。

(40代女性・教育分野)

経営者が心の憑きものを落とせば会社が向上し従業員も幸せになるとわかった

実践報告の方のお話をお聴きして、私の会社の状況を重ね合わせながら、冷や汗が出るような想いでした。会社を立て直すときに、「命の共鳴理論」で社員の視点に立ってものごとを進めていったことが素晴らしいと思いました。私もやらなければならないことがいっぱい見つかって、帰って早く取り組みたいです。経営者が心の憑きものを落とすことによって、会社が向上し、従業員も幸せになることがよくわかりました。今日は参加して本当によかったです。

(50代男性・経営分野)

実践報告を聞いて、自分の願いと役割に気づいた

私は、高齢者のための施設で事務長を努めています。これまで、コロナや利用者の低迷、施設管理者が変わるなど、いろんなことがありました。今日の先生の講義をお聴きしながら、それらの試練の中で、もし「TL人間学」がなかったら、私はいつもと同じ繰り返しをしていたと、振り返るときを頂きました。特に、実践報告の方のお話の最後にあった「願い」に共感するところがあり、分野は違うけれど、私も利用者さんに「この施設に来てよかった」「安心できる」と感じてもらいたいと思いました。これからは、時代に合った新しい施設をつくるために、スタッフや職員とコミュニケーションをもっと密にして、皆さんの想いを受けとめ、管理者とつないでゆきたいです。私の役割はそこにもあると思うので、明日から頑張ってゆきます。

(50代男性・福祉分野)