7月14日(日)~15日(月・祝)、「TL人間学シリーズセミナー2024」第1回が東京プリンスホテルで開催、1100名を超える方々が参加されました!

2024年7月18日
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人生に「魂の次元」を加え、「WHY」を問う新たな生き方

7月14日(日)~15日(月・祝)、「TL人間学シリーズセミナー2024」第1回が東京プリンスホテルにて開催されました(各地にインターネットライブ中継)。
「TL人間学シリーズセミナー」は、経営・医療・教育・法務・福祉などの専門分野の方々を対象に、高橋佳子先生が提唱される「TL人間学」(魂の学)の理論と実践を学ぶ登録制(1年間)のセミナーです。
予期せぬ出来事が続き、分断と対立が深まる世界にあって、山積する問題をどのように解決し、新たな未来を開いてゆけばよいのか――その道を切実に求める1100名を超える方々が参加されました。
1日目、14時プログラム開始。オープニングを経て、このセミナーのために高橋先生が作成されたオリジナル教材シートの取り組みです。それぞれの現場で抱える切実な問題に向き合い、5月の「TL人間学シンポジウム」(詳しくは→コチラ)における先生の講演映像に学びながら、取り組みを深めてゆきました。
「心の次元」のみで「HOW」(どうしたらいいのだろう)と刹那的、感情的にしか捉えられなかった事態が、「魂の次元」を加えて「WHY」(なぜそうしようとしているのか)とその意味と必然を尋ねたとき、今まで見えなかった事態の真の姿が現れ、世界が一変してしまう――。参加者の方々は、改めて「魂の次元」の深遠さに驚きと感動を覚えました。
続いて、先生の日頃の活動と、先生が主宰されるGLAにおける専門分野の活動が紹介されました。経営・医療・教育・法務・福祉などの専門分野が「魂の次元」のまなざしをもつことにより、どれほど豊かなものがもたらされるのか――。それは、2025年問題や2040年問題として目前に迫る「超高齢多死社会」の諸問題に根本的な解決を導く力を抱いていることを、1人ひとりが心に刻むときとなりました。
2日目の午前中は、分野別に分かれての研修の後、人生に「魂の次元」が加わったときに、関わる方々も含めて人生がどれほど変貌してゆくのか、経営分野、医療分野の実践が分かち合われました。とりわけ先生がつくられた「財務諸表講座」の分かち合いを通し、経営者の心と会社の現実が表裏一体につながっていると捉えるまなざしに、この変動の時代の経営に活路を開く鍵があることを感じました。

高橋先生の講義――「命の消費理論」から「命の共鳴理論」へ

午後は、いよいよ先生の講義です。
冒頭、先生は、ある寓話を通じて、どのような信念をもつかによって、人生や世界はまったく変わってしまうことを示された後、「今日は、私たちの人生を強く支配している1つの信念を取り上げて吟味したい」とおっしゃいました。
その信念とは、日々、自らの命とエネルギーを使いすぎるとなくなってしまうと思い、出し惜しみをしてしまう、人のためにエネルギーを使うと損をしてしまう、という感覚(「命の消費理論」)。しかし、先生は、この「命の消費理論」は大きな間違いであり、命は使っても減らず、使ったエネルギーは何倍にもなって自分に還ってくるというもう1つの信念――「命の共鳴理論」が真実であることを明かされたのです。
――今、日本は人口減少、少子高齢化が進んでいます。この難局を乗り越えるためには、2つの信念の入れ替え、すなわち「命の消費理論」から「命の共鳴理論」への転換が必要であり、そのために人生に「魂の次元」を加えること、魂が抱く後悔と願いを心に湛えることが大切なのです。――
そして、先生は、1人の女性を壇上に招かれ、「命の消費理論」から「命の共鳴理論」への転換が、人生にどのような変化を与えるのかを、具体的に紐解いてゆかれました。
「命の消費理論」から見れば「自分の責任範囲ではない」としか思えない事柄に対して、「魂の願いを信じよう」と関わり続けた結果、相手の未来も自らの世界観も一変してしまったその実践に、惜しみない拍手が送られました。
最後に先生は、こうおっしゃいました。
――多くの人は、自らの不幸の原因を自分以外の何かのせいにしてしまいます。しかし、人生をつくっているのは、結局のところ自分自身です。私たちは、まやかしの幻想に身を任せてはなりません。自ら自身が「魂の次元」を取り戻すところから、新たな人生を始めることができるということです。――
そのことを心に刻んだお1人お1人は、「命の共鳴理論」を生きることを心に期して、それぞれの現場での実践に向かってゆかれたのです。

参加者の声

この生き方を同僚や子どもたちに広げてゆきたい

今まで「自分と他人は違う。ここまでは自分の仕事だけど、ここから先はあなたの仕事」という思い込みがあって、そこをはみ出すと損をすると思っていました。しかし、先生から「命の消費理論」と「命の共鳴理論」のお話を伺って、その想いは間違っていたことがわかりました。私は、小学校で働いていますが、この新たな生き方を、同僚や子どもたちにも広げてゆきたいと思います。今回、こうして皆さんとミーティングをすること自体が「命の共鳴理論」だと感じました。シートの取り組みでも、自分の問題に、皆さんがアドバイスをしてくださり、本当に有難い時間でした。

(20代男性・教育分野・初参加)

同じ業種の仲間と励まし合い、率直に泣き笑いして語り合うことができた

先生のお話で、特に「命の消費理論」に関して無意識だったと思いました。私はナースなので、緊急を要する現場に行ったときなど、「今日も疲れたな」「こんなにやったのに応えてくれない」と自然に感じていました。でも、「命の共鳴理論」をお聞きしたとき、「目の前の患者さんの魂の声って何だろう」「自分はこの方にどう出会わなければならないのか」と、本当にそこに向かわなければならないと感じました。この2日間、同じ業種の仲間と励まし合いながら、率直に泣き笑いして語り合うことができました。個性は違っても、本当に皆さんとのつながりを実感したセミナーでした。

(30代女性・医療分野)

人生を変えるスタートラインに立たせていただいた2日間

シート取り組みでは、先輩から助言を頂いて、本当に学びが深まりました。自分1人では、表面的なことに流され、深いところまで行きつけません。今回、来る前から本当に楽しみだったのですが、来てみると、こんなにたくさんの方が前向きに学び、魂のレベルで実践されていることに感動しました。「自分ももっと頑張らなければ!」とすごく励まされました。そして、「人生に魂の次元を加える」ということを教えていただき、自分の思い込みもたくさんあることも知り、自分の現在地が見えてきました。まさに、人生を変えるスタートラインに立たせていただいた2日間でした。

(40代男性・経営分野・初参加)

「お客様の魂を癒やせる事務所にしたい」との願いが湧いてきた

実践報告では、「命の共鳴理論」で考えると1つ1つの判断が本当に変わってくることを思いました。先生は、常に「魂の次元」を呼びかけてくださっていると感じました。セミナーに参加すると、毎回新しい気づきを頂きます。私は、法務関係の仕事をしていますが、2日間のシート取り組みを通じて、「相談にただ回答するのではなく、お客様の魂を少しでも癒やせる場所にしたい」という願いが湧いてきました。非常に有意義な時間で、まさに「魂の次元」に立ち還ることができた2日間でした。これからは、事務所を癒やしの場にすることをめざしてゆきたいと思います。

(40代男性・法務分野)

これからは本当に大切なものにエネルギーを注いでゆきたい

初めて参加しましたが、今まで、心のセンサーの苦の斥力で逃げ回って生きてきたことや、富や名声といった、快にしがみついていた自分に気づいたので、これからは、本当に大切なものにエネルギーを注いでゆきたいと思いました。この2日間、シートの取り組みやミーティングを通して「魂の次元」を深く掘り下げることができて、本当に素晴らしい体験でした。私は神経内科が専門ですが、患者さんを魂として見て、しっかりと想いを受けとめ、その方の願いを引き出せる場所にすることが、本当に幸せなことなんだと気づきました。その想いで、患者さんと向き合ってゆきたいと思います。

(40代女性・医療分野・初参加)

命を燃やして魂の願いと後悔を精いっぱい生きてゆきたい

「命の共鳴理論」に感動しました。人生に「魂の次元」を加え、他に与えるほど豊かになるというお話を受けて、私もぜひそう生きてゆきたいと思いました。私は、財務の仕事と大学院の講師をしていますが、今回のセミナーで「魂の次元を加える」ということを教えていただき、このアプローチを仕事の視点に入れたら、本当に1人ひとりが変わり、場が変わるのではないかとすごく感じました。セミナーに参加する前と今とでは、まったく気持ちが変わってしまいました。もうエネルギーを出し惜しみしている暇はありません。命を燃やして、魂の願いと後悔を精いっぱい生きてゆきます。

(50代女性・教育分野・初参加)