12月14日(土)~15日(日)、「TL人間学シリーズセミナー2024」第3回が東京プリンスホテルで開催、約1100名の方々が参加されました!

2024年12月28日
レポート
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感情と思考を転換して心の力を解放する

12月14日(土)〜15日(日)、経営・医療・教育・法務・福祉などの専門分野の方々を対象に、「TL人間学シリーズセミナー2024」第3回が東京プリンスホテルにて開催されました(各地にインターネットライブ中継)。
「『もう1人の自分』——「魂の賢者」を呼び覚ます」というテーマで開催されてきた今年のシリーズセミナーも、今回が最終回となります。
14時、プログラム開始。前回のシリーズセミナー(詳しくは→コチラ)における高橋佳子先生の講義を改めて学びながら、「心の力の解放」をテーマにオリジナルの教材シートに取り組み、ミーティングで深めてゆきました。モデルの方の取り組みを参考にしながら、いつもと同じ気分(感情)といつもと同じ考え(思考)は、両親、地域・業界、時代の影響を強く受けていて、それが現実の問題や限界をつくり出していることを見破り、自らの心を全機させることに向かったのです。
夕食後の研修では、いくつかの先生のご指導映像をお受けし、心の力を解放する鍵は新しい感情と思考をもたらす意志の力であり、その力は「魂の次元」からやってくることを深く実感するときとなりました。
2日目の午前中は、分野別に1日目の取り組みをさらに深めてゆきました。
その後の全体研修では、これまでの学びを踏まえ、この予測不能の時代にどのように希望の未来を開いてゆくか、経営分野、医療分野の実践が分かち合われました。
経営からは経営者の心と会社の業績のつながりを読み解く「財務諸表講座」が、医療からは人間を魂として見る新たな医療の可能性を拓く「TL医療学術集会」が紹介され、先行きが見えない激動の時代の中で、それぞれの分野に活路を開くひとすじの希望を確かにしていったのです。

高橋先生の講義――「12の菩提心」の力によって新しい心のはたらきを生み出す

昼食休憩の後は、高橋先生の講義です。
先生は、私たちの日常は繰り返しの中にあり、誰もが目の前の困難な現実は「そう簡単には変わらない」という無力感を抱いていること、それは心が「いつもと同じ気分、同じ考え」で充満していて、業界の先入観や常識が憑きもののように貼り付いているからであると語られました。
そして、心は「感覚・感情・思考・意志」から成り、それらが快苦の刺激によって翻弄される様を、寸劇を通してリアルに示されました。まさに憑きものに牛耳られている心――そこから新しい心を生み出す鍵は、心に「12の菩提心」(宇宙と響き合う12の力)を呼び込み、心を活性化させることであると説かれた先生は、教育に携わる2名の方を壇上に呼び、その実践の歩みを紐解いてゆかれたのです。
心に菩提心を呼び込むことで、それまで知らなかった心(感覚・感情・思考・意志)の使い方ができるようになり、かつてとはまったく異なる道を開いた歩み――。困難な問題や試練を見事に転換させてゆく菩提心の力を目の当たりにし、会場は驚きと感動で満たされました。
最後に先生はこうおっしゃいました。
――お2人が目の前の事態に新たな道をつけることができたのは、菩提心に自らを合わせたからにほかなりません。それはまさに「人間の変身」です。菩提心は人間を変身させ、どうすることもできなかった現実に新しい道をつけることができるのです。そして、すべての人が変身の可能性を抱いています。これより皆さんが、新しい心、新しい現実を生み出してゆかれることを心よりお祈り申し上げています。――
どうにもならないと思っていた現実の中に解決の道がある――その確信が大きな希望となり、参加者の方々は晴れやかな表情でそれぞれの実践の現場に向かってゆかれました。

参加者の声

困難に向き合うには菩提心しかないと確信した

1週間以上悩んでいたことがあったのですが、この2日間で全部が解決してしまい、今、本当にすがすがしい気持ちです。特にシートの取り組みで、「わからないなら、もう付き合わない」と相手を切っていた自分に気づいて、これも3つの「ち」の1つだと実感しました。停滞していた事態を動かし、周りと共鳴してゆける解決策が見えてきたので、早く現場に帰って実践したい気持ちです。実践報告では、菩提心のもつ力に強い衝撃を受け、「今の困難に向き合うには菩提心しかない!」と確信しました。これからは、支えられていることへの感謝の気持ちで、すべての出来事に向き合いたいです。

(20代女性・経営・初参入)

困惑の現実がまったく違って見えてきた

このセミナーに来るまでは、「いつもの自分」で試練を捉えていて、「こうするしかない」と思っていたのが、先生から「新しい感覚・感情・思考・意志で、世界は変えることができる」と教えていただき、また実践報告を拝見して、「菩提心の力はすごい! 私も『もう1人の自分』を呼び覚ましてゆきたい」と強い憧れを感じました。問題山積の中でセミナーに参加しましたが、困惑の現実がまったく違って見えてきて、今、気づかなければいけないことをたくさん教えていただきました。2025年は真の教育をめざしたいと願っています。

(30代女性・教育)

シリーズセミナーで定期的に実践の振り返りができるのがとても有難い

「感覚・感情・思考・意志」がいかに快苦に流されやすいかを寸劇を通して教えていただき、とてもわかりやすかったです。実践報告では、「いつもの自分」ではなく、菩提心の力で挑戦してゆく姿に、「私もあのようになりたい!」と思いました。私は「月の心」の菩提心を育むことに挑戦していますが、いつも一喜一憂しながらの日々です。でも、このシリーズセミナーで皆さんとつながりがあることがすごく励みになり、そこで定期的に実践の振り返りができるのがとても有難いです。2日間のセミナーで、シートで最初に取り組んだテーマがまったく違って見えてきたので、可能性を信じて、日々、挑戦してゆきます。

(40代女性・福祉・初参入)

一般的な経営のセミナーとは全然違う不思議な感覚になった

心を変えて向かってゆけば、本当に現実が変わるかもしれないと気づきました。日常の業務の中では、「心を変えて新しくする」ということは考えたことがなかったので、この場に来たからこそ、わかることだと思いました。また、同伴してくださった方に、普段は話すことのない自分のことを相談できてよかったです。セミナーを通して「魂は本当にあるんだ」と実感し、一般的な経営のセミナーとは全然違う不思議な感覚になりました。解決すべき課題に対して「1ミリでも、1センチでも」という言葉がありましたので、まずは一歩を踏み出してゆきたいと思います。

(50代男性・経営・初参入)

「太陽の心」の菩提心で周りの方々に元気になっていただけるように尽くしたい

先生の講義をお聴きして、「変われるんだ!」という希望を頂きました。菩提心によって宇宙の力と共鳴することに憧れ、そのためには「自分が変わることが大切なんだ」と思いました。また、長年の課題を菩提心で解決できるということがわかり、すごくうれしい気持ちになりました。私自身が「いつもと同じ気持ち」を超えて、「現実は変わらない」という前提を砕き、「太陽の心」の菩提心で、周りの方々に元気になっていただけるように尽くしてゆきたいです。

(60代女性・医療・初参入)

「試練に取り組むことは楽しい」と感じられ、正直、自分でもびっくり

今回、直面している1番大きな壁について取り組みました。いつも同じ繰り返しで失敗していましたが、1日目の研修で「壁があるからもっと深く掘り下げることができるし、もっと高い生き方をめざすことができるんだ」と気がついて、困難は有難いものと思うことができました。「試練に取り組むことは楽しい」と感じられ、正直、自分でもびっくりしています。私は、障害者支援事業をしていて、日々、困難な事態がずんずん重くなってゆくところがあります。でも、菩提心で受けとめ方が変わると見え方が変わり、現実が変わると教えていただいたので、「山の心」の菩提心で進んでゆきたいと思いました。

(60代男性・福祉)