11月17日(日)、「2024高橋佳子講演会」が大阪国際会議場で開催され(盛岡、岡山、宮崎、沖縄に中継)、約5000名の方々が参加されました!

2024年11月24日
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「もう1人の自分」を呼び覚まし、未来を開くとは

11月4日(月・振休)より全国各地で開催されている「2024高橋佳子講演会」――。
11月17日(日)は、大阪国際会議場を発信拠点として、盛岡、岡山、宮崎、沖縄を中継でつないで開催され、約5000名の方々が参加されました。
秋晴れとなったこの日、大阪国際会議場の受付には多くの人が列をなし、プログラム開始前から大変な賑わいを見せていました。
今年の講演会のテーマは、「もう1人の自分――人間の潜在力を引き出す」。
パンフレットの冒頭には、次の言葉が記されています。

困難極まりない試練の時代。
限界と壁を突破する鍵は
1人ひとりの内なる潜在力にある。
あなたの中に眠る、あなたも知らない
「もう1人の自分」――。
その自分を呼び覚ますとき
想像もしなかった未来が現れる。

「もう1人の自分」を呼び覚まし、未来を開くとはどういうことなのか。前半プログラムでは、その具体的なモデルとして、2名の方の映像記録が紹介されました。「もう1人の自分」が発する声なき声に耳を傾ける中で、人生をより深く生きることへと誘われた科学者の方。そして、突然の重い病に見舞われながらも、「もう1人の自分」を引き出すことによって想像もしなかった力を発揮し、同じように人生の谷底で苦しむ方々に貢献したいと、新たな挑戦に向かっている方――。「いつもの自分とは違う『もう1人の自分』を呼び出すと、こんなにも未来が変わるのか」という驚きと感動が、参加者の心に強く刻まれたのです。
休憩時間には、「その秘訣を少しでも知りたい」と、高橋先生が提唱される「魂の学」の紹介コーナーが立ち並ぶロビーに多くの方が訪れ、スタッフの説明に熱心に耳を傾けていました。

危機の時代にあって消えることのない希望

休憩の後は、高橋先生の講演です。
冒頭、先生は、サーカス小屋で小さな杭と弱々しい鎖につながれたゾウの写真を示されました。生まれたときからずっと鎖につながれ、幼い頃は力がなくて脱出できなかったが、長じて力がついてからも、そのことに気づかず逃げ出そうとしないゾウ。私たち1人ひとりも同じではないか。眠っている力を引き出すためには、「もう1人の自分」を目覚めさなければならない。そう語られた先生は、次のように説かれました。
――そのために、私たちは、これが私だと思っている「いつもの自分」と「もう1人の自分」との関係を知らなければなりません。「いつもの自分」は、周りの状況に振り回され、過去の経緯に縛られ、未来を見通すことができません。その「いつもの自分」に人生を預けてしまったら、大切な人生を壊してしまいかねず、足を踏み入れてはならない場所に続く「人生の鬼門」を開いてしまうことがあるのです。鬼門は人それぞれ異なります。皆さんにとっての鬼門とはどのようなものか、考えていただきたいのです。――
そして、「いつもの自分」は、社会にある様々なもの――家族や地域、時代の空気を吸い込んでつくられ、まるで憑きものがついたような状態であり、私たちは、分厚い心の殻、牢獄に閉じ込められ、世界に直接触れることができず、ヴァーチャルリアリティ(仮想世界)の中で生きていることを示されました。
では、どうすれば「いつもの自分」の奥に眠る「もう1人の自分」を知ることができるのか――先生は、そのための5つの手がかりを明かされた後、1人の男性を壇上に呼ばれて、その人生の歩みを紐解いてゆかれたのです。
「もう1人の自分」を引き出すことによって、サラリーマンとしての未来が断たれた絶対絶命の状況から奇跡の躍進を遂げ、希望の未来を切り開いていった歩み――。「かつてからは考えられないような現実を今、生きています」と語るその姿に、会場は感動の渦で満たされました。
最後に先生はこう語られました。
――憑きものは、鬼門を開き、人生の可能性を消し去ってしまいます。今、私たちは、人生の鬼門の問題を切実に考えてゆく時を迎えています。鬼門は、1人の人生だけでなく、集団にも現れます。それが国のレベルになったとき、何百万という人の意識を吸い込んでしまうのです。私たちは、そのような鬼門がいつ開くかわからない危機の時代にあることを自覚しなければなりません。その中にあって、消えることのない希望があります。それは、誰もが自らの内に「もう1人の自分」を生み出すことができるということです。皆さんの人生に、そのときが訪れることをお祈り申し上げ、本日の講演の結びとさせていただきます。――
講演終了後、会場内に降りられた先生は、約1時間にわたって参加者お1人お1人に声をかけ、それぞれの人生や仕事を励まし、助言を伝えてゆかれました。
11月、全国各地で開催された「2024高橋佳子講演会」――。延べ約2万人の方々が参加され、自らの内に眠る「もう1人の自分」を呼び出すことができるという希望を胸に、新たな一歩を踏み出してゆかれたのです。

なお、以下の日程で、今年の講演会の収録映像が放映されます(映像の集い)。
11月23日(土・祝)13:00~ 広島国際会議場ダリア
11月24日(日)13:00~ TL会館山形、内灘町文化会館(金沢)ほか、GLAの各本部・ターミナル、一部の外部会場
※24日(日)は、オンラインでも開催されます(13:00~、19:00~、翌25日[月]午前3:00~)。
詳しくは→コチラ

参加者の声

「もう1人の自分」を見つけることで人生が大きく変わってゆくことがわかった

初めて参加したのですが、会場に入ったときから「すごく居心地がいいな」と感じていました。高橋先生は、人に寄り添いながらもエネルギーにあふれていて、すごい方だなと思います。また、「もう1人の自分」のお話がとても心に残りました。いろんな人たちの体験を聞いて、「もう1人の自分」を見つけることによって、人生が大きく変わってゆくことがわかり、「自分もそうなりたい」と思いました。これからどう自分が変わってゆくのか、とても楽しみです。

(10代女性・初参加)

「自分の可能性をもう1度信じてみよう」と思えた

以前、本屋で偶然、『もう1人の自分』という本を見つけて気になっていたところ、アルバイト先の友人から本を頂きました。開いて見てみると、なんと『もう1人の自分』だったんです。とても不思議な運命を感じました。前半プログラムのお2人の人生がすごく魅力的で、「自分の人生はどんなふうに変わってゆくのだろう。自分の可能性をもう1度信じてみよう」と思いました。

(20代男性・初参加)

「ここから新しい人生を始めてゆける」という気持ちでいっぱい

定年間近になって「これからどうしよう」と思っていたところ、高橋先生から「このタイミングで会えたということが大事だと思います」と言っていただきました。講演では、心の中の自分も知らない自分、「もう1人の自分」の存在を感じました。また、実践報告を聴いて、心のもち方を変えることによってリカバリーするというやり方は、とても新鮮でした。「まだまだ自分にできることがある。ここから新しい人生を始めてゆける」という気持ちでいっぱいです。

(60代男性・初参加)

「もう1人の自分」を引き出してゆける希望を感じた

終了後、初めて先生とお会いしましたが、先生は、私が気がかりだった家族のことを突然おっしゃったんです。非常に驚き、その深さに引き込まれてしまいました。講演も、とても心に入ってきました。特に「鬼門」のお話は「なるほど」と思いました。私も過去、「鬼門」を開いてしまったことが大きな傷になっています。心の憑きものを落とせば、「もう1人の自分」を引き出してゆけるということがよくわかり、この年齢ですが、まだまだ希望を感じました。私もこれから勉強してみたいと思いました。

(70代男性)